satobulo’s diary

色々なことについて記事を書いていきます

アーモンドを食べよう3

保健室に着いたSとRは目を疑った。

保健室全体が白い繭に覆われているのである。

「なんだこりゃあ…」

力なく怯みきった声をあげその場に

立ち尽くすR

「ま、繭?」

驚きの表情を浮かべながらSも

声をあげる。

U子をRに任せおびえながらも

繭に近づくSだったがそこで

新たな事実が分かった。保健室は

繭に完全には塞がれてはおらず、

ところどころ薄い繭の所があり

手で破れそうだったのである。

Sが手で繭を破ると保健室のガラス窓が

見えて来た。

窓は開けられており窓枠には

ベッタリした液体が付いていた。

「おい。何をするつもりだ?

まさか中に入るのか?」

Rは問いかけた。

「ああ。怖いが好奇心てやつ?

中に何がいるか見てくる。

包帯とか薬とかいるだろ?それ持って

戻ってくっからそこで待ってろ」

そう言い残しSは中に入って行った。

 Rは時計を見る。すでに20分過ぎていた。Sが中に入っている間、U子の

看病をしながらSが帰って来るのを待っていたが未だに帰らない。

「おいおい、一体どうしてしまったんだ?」

Rがうろたえていると遠くの方から

足音が聞こえた

「クラスの誰かか?ちょうどいい

手を貸して貰おう」

自分が使っていたタオルをU子の頭の下に挟みRは足音が聞こえた方に走り出した。

(そういや、女子達はどうした?

逃げたのは分かったが大分前だから

警察に連絡をしているならもうとっくに

到着しているはず)

そう疑問を感じながらRは誰かのアトを

追う。

2階の廊下の曲がった先で足音が止まった。音をたよりにRが向かった先には

クラスメイトのM美がいた。

「M美!どこに行ってたんだ!

みんなは?みんなはどうした!」

Rが問いかけながらかけよると

M美は後向きのままぶるぶる震えていた

「どうした」

M美を良く見てみると制服のブラウスは

ところどころが破け、汚れ、スカートも

右端が裂けている

「…て」

「えっ、なんて言った?」

 「………げて」

今にも消えてしまいそうな声で

M美は震えながら訴えた

 「なんて言ってんだ?まあいい

それよりここから出るぞ!

助けを呼びに行かないと。

U子も危ないかもしれないし」

RがM美に諭すように語りかけ、

近づこうとしたとき!

「み〜つけた」

なにか生気のないこえが聞こえ

振り返るとそこには誰もいなかった

あれ?聞き間違いだったのか?

ほっとした表情を浮かべRが天を仰ぎ

見た瞬間恐怖が湧き出て腰を抜かし

そうになった  (続く)